TM菌とは
TM菌は弊社と佐賀大学農学部が長崎県内の厨房の廃水の中から発見した菌です。廃水内で油を分解していた菌で、油を分解する能力があります。 これにより廃水を浄化することが能力があります。また佐賀大学と共同研究の結果、驚くべきことに直接接触していない周囲の菌やカビに影響を与え、その繁殖を抑制する能力を持っていることが判明しました。 この独自の抗菌効果を「遠隔抗菌」と呼んでいます。この二つの能力を利用し、快適な環境生活の創造を提案しています。
安全性
微生物は多種多様な種類があり、病原菌のように人体害悪をもたらすものがあります。このような菌は生物の体内を棲家にしているものが多いです。 しかし、厨房廃水の中で生きてきた「TM菌」は生物相手に害をもたらすような菌ではありません。 また、この菌による廃水浄化や抗菌方法は化学物質を利用するものではないため、安全性が非常に高いというメリットがあります。
- 溶血毒素 無し
- DNA分解酵素 無し
- 嘔吐性毒素遺伝子 無し
- 病原性 無し 佐賀大学農学部
- 急性経口毒性試験 LD50値 2000mg/kg以上(安全) 財団法人日本食品分析センター
また、この菌による廃水浄化や抗菌方法は化学物質を利用するものではないため、安全性が非常に高いです。
能力その1「廃水浄化」
TM菌の元々の特性を利用して廃水を浄化することができます。油脂分解菌であるTM菌は厨房からでる廃水の汚れのもととなっている油を分解し浄化します。化学物質の投入による浄化とは違うため、浄化後の廃水に化学物質が残ることはありません。
TM菌を厨房排水等に投入することにより分解が促進され油脂濃度が減少し、グリーストラップの負担が軽減します。
能力その2「遠隔抗菌」
TM菌はさらに特徴的な能力として遠隔抗菌能力を持っています。この菌が存在する空間ではカビや他の菌の増殖が抑制されます。例えば浴室内にこの菌を含む粉末を置くことによりカビの繁殖を抑えることが出来ます。これは菌が作り出す気体(人体には無害)が他のカビや菌の繁殖を抑えるものと考えられています。
利用製品
TM菌の能力を生かすことで、安全な防カビ剤や抗菌剤、雑菌の繁殖を抑えることによる消臭剤が可能です。TM菌が油脂分解時に作り出す油脂分解酵素を利用した洗剤なども作ることができます。
TM菌の油脂分解能力を用いた廃水浄化サービスや装置、菌溶液の販売を行っています。詳しくは以下のページかお問い合わせください。
新たな微生物株
TM菌よりもさらに有用な菌株を求めて、様々なサンプルから微生物を集め研究した結果、新たに以下のような微生物を発見しました。どれも遺伝子レベルまでの解析を済ませ、安全性を確認した微生物株です。
・抗菌消臭能力を持ち、さらに冷蔵庫やエアコンなどの幅広い温度環境で使用できるTM-I-3株
お問い合わせ
こちらのリンク先からお願いいたします。
お問い合わせフォーム